増える

ダイエットだけでは肥満治療にならない
さまざまな病気のもとになりかねない肥満。やせることは可能だが、リバウンドで再び太ってしまうことが多い。専門家は「肥満は高血圧や糖尿病と同じ慢性病であり、一生治療を続けなければならない。だからこそ予防が重要だ」と指摘している。

肥満の中でも内臓の周囲に脂肪がたまる腹部肥満は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病につながりやすく、メタボリック症候群の主因として注目されている。同症候群の有病者または予備軍は、中高年男性の2人に1人、女性の5人に1人という調査結果が5月に明らかになり、国も対策を本格化させた。

いったん太ると減量の維持が難しくなる理由について、カナダのマクマスター大で肥満やメタボリック症候群を研究するアーリヤ・シャルマ教授は「体には体重を失わないようにする効率的なシステムがあるため」と説明する。

例えばラットに高脂肪食を与えると体重が増える。数週間ダイエットさせると体重はいったん減るが、普通の餌に戻すと再び増えてしまう。

食物摂取量を減らしたり運動量を増やしたりしても、体重を維持するシステムが働きエネルギー消費量を減らすためで「ダイエットだけでは肥満治療にならない」(シャルマ教授)という。

では肥満はどのように治療したらいいのか。

同教授によると、数キロ程度の過体重なら生活指導ですむが、それで駄目なら長期的な食事療法や薬物療法。さらに重症だと手術が必要になる。

体重(キロ)を身長(メートル)の二乗で割った体格指数(BMI)が40を超えるような病的肥満には、胃を小さくする手術が最も有効で、合併症の睡眠時無呼吸症候群や糖尿病を8割以上減らせる。

病的とまでいかない肥満の人にも効果があるのは、ほかの慢性病と同じように薬物治療と生活指導の組み合わせ。肥満治療薬は多くはないが、降圧薬アンジオテンシンII受容体拮抗(きっこう)薬(ARB)のテルミサルタンにインスリンの働きを改善する作用が強いことが分かり、糖尿病やメタボリック症候群を合併した高血圧の治療薬として注目されている。

運動は、それだけでは減量効果はあまりないものの、インスリンの働きを改善しメタボリック症候群の治療になる。シャルマ教授は「運動で減量できなくても、がっかりしないでほしい」と話している。


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